オーストリアへ行った話の完結編です。
☆5日目:ハルシュタットへ移動☆
早朝より列車に乗り、ハルシュタットに移動します。何度か乗り換えがあります。乗り換えがうまく回るわけではないので、結局5時間くらいかかったような・・・。
観光関係の本によく出ているハルシュタットの街並みって、電車でいけないのですよね。電車で「オーバートラウン」まで行って、そこからバスか船に乗ります。(あるいは車)
ちゃんと調べきれてなかった自分と連れは、そうだと全然わからず電車の中で「行先の中にハルシュタットぽい文字なくない!?」とてんやわんや。
泊まる宿の地図を、目を皿のようにして見、とりあえず宿の最寄っぽい駅名を見つけて降ります。
「Obertraun」駅に降り立ちます。列車の本数が少なく、人気もなく、地図も簡易的であったため、海外初心者共は非常にあせります。
めためた大きな山々、曇りで山から雲が降りてくる姿は幻想的で、私は白い竜があの険しい山々一つ一つに住んでいると言い伝えられていてもおかしくないと思いました。
地図を頼りに宿「SEEROSE」へ到着。(実は最初に撮った駅からの風景写真に既に写ってるのだがテンパっていてそれどころではない)
ドア入ってすぐにソファがあり、右手に階段、左手に食堂(ドアに鍵がかかっていて食堂へは入れない。真っ暗)がある。
「えっフロント・・・」困惑する私と友人。よく見回すと机と、机の上にこんな紙がある。

いや、We are not hereじゃないよ!Σ
電話ないし、500m先の家ってどこじゃい!全方角へ500mずつ行って探さないとか!?
そこに突如入ってくる珍客(ハチ)にさらに混乱する宿の1階。
途方に暮れる(というか連れと作戦会議)こと30分、第一町人(というか相手も旅行客ぽい)に会いました。
「Help meeee!!!!!」
今から思うと社会人と思えないほど恥ずかしいですね。(でもここで逃したら翌朝までフロントのソファで座ってたかもしれない・・・。)
たどたどしい英語で「ここに電話したいのだけど、携帯を借りれませんか?」とお願いします。
旅行客の方に快諾してもらい、(番号はセキュリティ面もあると思うので押してもらいました。)
何とか宿の人とのコンタクトに成功しました。
5分後に来た宿の方に部屋まで案内してもらい、宿のwi-fiでさっそくハルシュタットへの行き方を検索します。
隣の駅まで行き、そこから船で行けばよいことを確認します。
とりあえず、電車の時刻表の確認と、スーパーまで散歩に出発しました。
☆6日目 ハルシュタットへ!!
朝ごはんは宿の食堂でバイキング形式でした。様々なシリアルと、ヨーグルト、牛乳、フルーツジュース、コーヒー紅茶、ウインナー、パン、ハム、チーズ数種がありました。
どれも美味しい・・・!以前オーストリアに住んでいた知り合いに「日本とオーストリアの食事どちらがおいしいか?」と質問したとき、「酪農系は確実にオーストリアだが様々な料理がある日本の方が好き」と答えてくれたが意味が分かった気がする。
宿はハプニングがあったものの、シャワーを除き良い宿でした。(部屋は小さな机と椅子、シングルベッド二つの質素な造りで、シャワーは水がちょろちょろとしか出なかったです)
早速世界一美しい湖に隣接した町、ハルシュタットへ向かいます。
オーバートラウンの隣の駅で降り湖の方へ下る道をまっすぐ歩くと乗船場に着きます。
湖はジェルのような美しい水が湛えられています。曇りなのが幻想度を増しています。
ハルシュタットの街並みが近づいてきました。
ハルシュタットに到着すると早速白鳥が!生の白鳥を初めて見たため興奮する私と連れ。
連れは白鳥の写真・動画を撮影。ハルシュタットの船着き場で10分ほど動きません。
(早く・・・街に・・・行きたい・・・)
毛づくろいする姿がかわいいです。
そしてこの後、大量の白鳥を目にします。(子供たちが餌をあげていて、群がるようにいます。都会の川のカモレベルでたくさんいました。)
ようやく白鳥から解放され街探索。眺め最高です。
ケーブルカーに乗り、ハルシュタット裏の山へ。塩の炭鉱(洞窟?)に入りました。
帰りはトロッコで洞窟から出ます。楽しかった!
出ると晴れ間が見えています。オーバートラウンの街並みが見えます。
その後お店に立ち寄ったりお昼ご飯を食べ、民族衣装など着、満足して帰ります。
晴れ間が見えるハルシュタットの街並みはとてもきれいでした。
晴れてるほうがやはり綺麗ね!
☆7日目
お金を入れていた封筒(4万円分ほど)がないことに気づきます。
そういえばスーパー行った時に開けていたはずのカバンが閉まっていたことを不審に思っていた記憶があり、
とりあえずオーストリアの交番?相談窓口?のようなところに行き、話をします。
盗まれたモノがお金だけであるため、帰ってくる可能性はほぼゼロです。
しかもドイツ語がなまっていて聞き取りにくいです。
オーストリアに住んでいた知り合いに聞くと、「ウィーンやザルツブルクの治安ではまずスリはないけど、ハルシュタットは田舎だからあるかもね~」とのこと。
盗まれた感じが全然しなかったので、プロのスリってすごいなと思いました。
(小話ですが、その知り合いの学生時代の遠足地はハルシュタットだったらしい。世界遺産が遠足地ってすごいなーと思いました)
少し時間を食いましたが明日の飛行機搭乗に備え、ウィーンに戻ります。
到着が夕方ちょい前になってしまいましたが、最終日はかなり良いホテルにしたので、居心地が良いです。
夜に少し出歩くと、野外会場がありました。大きなスクリーンにコンサート会場らしきものを映し出し、出店があり、多くの人が音楽を楽しんでいます。
音楽祭の一つかな?お金をスられて文無しだったので何も買えませんでしたが一時的に設立されたスクリーン前の大量の椅子の一つに座り、音楽を聴き雰囲気を楽しみました。
カメラを持っていなかったので撮影できず残念です。
☆8日目
朝食はホテルのバイキングです。チーズと加工肉の種類の多さと周りの人たちの身なりの上品さに尻込みしつつ美味しくいただきます。
オーストリアの旅行記は以上です。
皆さんのオーストリアの旅行の参考になれば幸いです(^o^)/
次回はチェコやドイツにも行きたい・・・!
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